あるふぉの落書き帳

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きっぷる

【祝福】京成スカイライナーの利用客が5000万人を突破。AE形後継車両や現状の問題点についても。

おめでとうございます。

 

1週間ほど前の話になりますが、京成スカイライナーの利用客が5000万人を超えました。

これは初代スカイライナーの運転開始からの人数…ではなく、平成22(2010)年7月に成田スカイアクセス線開業と同時に現行の2代目AE形がスカイライナーの任に就いてからの話です。途中、新型コロナウイルスの流行での客数減等もありつつ、開業から14年足らずでの5000万人突破となりました。

 

こちらは平成28年の2000万人記念HM。

まずは5000万人おめでとうございます。写真の2000万人記念の時点では平成28(2016)年秋だったことを考えると、コロナ禍を差し引いてもすげえペースで利用客が増えていることがわかります。

 

前回の4500万人突破が令和5年10月でしたので、半年足らずの8か月で500万人が利用したこととなります。単純計算だと次は来年の2月には5500万人、10月に6000万人、再来年6月に6500万人…もう書くの面倒になってきました。実際にはそれ以上のおエースで利用客が増える可能性もあります。マナーの悪い外人は嫌いですが、何もスカイライナーは外人だけが乗っている訳でもありませんし、昨今ですと新鎌ヶ谷と青砥に停車する便もありますから、これからも爆速でスカイライナーは成長していくことでしょう。

 

https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/JhGckcB5.pdf

京成電鉄さんの発表では、5000万人目の客への記念品等贈呈(ここまではいつも通りです。私さんも当たりたいなあ)のほか、成田空港駅改札内にフォトスポットの設置も行ったとのことです。改めまして、心からお祝い申し上げます。

 

最新のAE9編成。この車も今年で5年目に突入です。

さて、ここからはヲタクのしょうもない独り言となります。

まずAE形のうちAE8編成までの8編成は今年で14年落ちとなり、走行距離の増大に加えて高速走行での車体への負荷もかなりのものかと思われます。接客設備面での陳腐化は個人的に何もないと思うのですが、それでもそろそろ何かしらのリニューアル等があるのではないかと思う次第です。また車両の状態によっては既に後継車両の検討が京成電鉄内部でなされていてもおかしくはないでしょう。とはいえ、京成にとっての急務は3500形等の置換えでしょうし、そもそもAE形自体は現代でも性能・接客設備・デザイン等において見劣りするものでもありません。この先5年で新しくスカイライナー車両を製造するのであれば、AE形の追加増備(一部マイナーチェンジ等はあるでしょうが)あたりが現実的にも思えます。

 

次にライナー需要の飽和状態について。成田スカイアクセス線の線路容量(成田湯川~成田空港)のせいで増発ができていないのが現状です。

現にスカイライナーに関しては、平日と土休日を問わずに満席御礼となる便も多々あるという話を耳にします。かといって現状ではこれ以上のスカイアクセス線列車の増発は非現実的ですが、これは成田空港のターミナルのリニューアル等のタイミングで設備改良があれば更なる増発の余地もあるのではないでしょうか。というかそうなってほしい。特に成田空港と空港第2ビルの両駅に関しては外人で溢れていてロクに歩けたものではないとも聞きます。空港第2ビルは元々ホームが狭いので、特にひどいです。

またスカイライナーの主な停車駅(上野・日暮里・空港第2ビル・成田空港)においては、日暮里を除くと専用ホームがないために無札乗車も可能となっているのが現状です(青砥と新鎌ヶ谷もそうだけど)。実際、空港始発上り列車においては無札乗車も散見されています。アレだけライナー券がないと乗れないと案内しているのに…という話はまた別の機会として、いくら全席指定とはいえ8両を1人で巡回される車掌さんのご負担も想像に難くないものです。人件費とか人手不足とかの問題こそありますが、先述の通り、もし成田空港と空港第2ビルのリニューアルが可能なのであれば、駅でライナー券を購入しなかった客がそもそも乗れないように工夫してほしいものです。

 

…と、日本の顔として毎日爆走している京成スカイライナーですが、まずはスカイアクセス線開業以来の利用客5000万人突破については心からお祝い申し上げます。これからの更なる飛躍も、一人のファンとしては応援したいところです。

その一方で、スカイライナー及び成田空港と空港第2ビルの2駅等、問題が散見されるのも事実かと思います。ここには書けないことも含めて、これからの改善についても期待したいところです。