しばらく忘れていたながらも、ここ最近中央線臨時列車を振り返ってきましたが、かいじ号の派生や臨時が一番多くされていた同年度において一番歴史にその名を残したであろう列車の記事です。

それがこちらの「山かいじ」号です。平成30年7月に数回ほど設定された臨時特急となります。立川5時10分発、終着の小淵沢には7時頃の到着でした。その名前からもお察しいただけるように、登山客をターゲットとして設定された列車です。

同時期に設定されていた木曽あずさに比べると注目度も乗車率も低かった印象です。もっとも木曾あずさに関しては鉄向けの列車であることがバレバレでしたので、それと比較するのもお門違いではあると思いますけどね。
立川5時10分発だと、都心から使える層はかなり限られてしまうような…。当時の私曰く「甲信エクスプレスよろしく松本・長野方面まで運転してくれたらなあ」なんて記述もありましたが、その甲信エクスプレスが今どうなったかを考えたら非現実的でしたね。当時は甲府に住んでいたので、そういう意味では早朝の特急は便利だったということもできるでしょう。
なおE257系500代使用の中央特急に関する記事はこのシリーズでも書いてきましたが、この山かいじ号ももれなく全席指定での運行でした。これも恐らくは平成31年春以降の全席指定化と車掌1名乗務を見据えた(以下略)。
この列車の敗因はやはり立川を出る時間帯が早すぎたこと、小淵沢が終点だったことも挙げられるかと勝手に考察しています。というのも、立川をあと30分でも遅く出られていたらもう少し乗ることができる層も増えていたことでしょう。甲府から先は韮崎と小淵沢のみの停車でしたが、もちろん山梨だって魅力的な場所ですが、そこから先の諏訪・松本、その先の大糸線ないし篠ノ井線方面の需要も拾うことができていたら…という気持ちはあります。なお、塩山~長野でかつて運行されていた甲信エクスプレスの末路に鑑みると(以下略)。あれ豊田~塩山は回送だったんでしたっけ、どうせなら八王子か立川まで運転すればよかったのになと素人ながらに思ってしまいました。
敗因なんて書いてしまいましたが、E257系500代の新たな活躍の場であったこと、特急かいじ号の歴史に良くも悪くも残る画期的でチャレンジングな列車であったことは事実かと思います。ああいう面白い列車がまた設定されたら趣味的には面白いんですけどね。なんて思っていたら臨時ながらも夜行特急「アルプス」が設定されましたので、これはこれで楽しみですね。