あるふぉの落書き帳

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きっぷる

東海道・山陽新幹線 700系新幹線乗車記【JR東海所属0番台編】

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なお写真は西に移籍した元東海の0番台。

令和2年春に勇退したJR東海700系新幹線の乗車記です。今更書いたところでアクセス数にならないのは承知の上ですが、管理人の思い出というか備忘録というか、まあそんな感じで残しておきたく、卒論で忙しいくせに書いております。卒論書くのに疲れて酒投入した深夜にぶわーっと書いてるからモーマンタイ。

 

 

・700系とは

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ちゃんと編成でも撮りたかったですね

JR東海さんとJR西日本さんが共同で開発した新幹線車両です。歳の近い新幹線としてあの皆大好き500系がいるため少々地味に感じないこともありませんが、質実剛健といいますか、後々に製造されるN700系の土台となりそれが現在も増備されているN700Sまで受け継がれていると考えると、まあ名車ですよね(強引)。

 

 

・外観

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パッと見もいかにも東海道・山陽新幹線って感じですね。個人的に愛嬌のあるデザインだと感じます。

 

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列車名や行先は方向幕での表示。これ以降の新幹線車両では方向幕の採用はなかったはずなので、これもこれで700系と同い年な管理人としては珍しく感じました。

 

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座席種別もこんな感じでナウいですねえ。

ちなみに喫煙席につきましては後述しますが、喫煙可能な10号車、15号車、16号車については号車番号の横に禁煙マークがないんですねえ。なんかスゲー。

 

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傾ければスナップ

ロゴはこんな感じ。

 

 

・車内

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こんな感じの座席が並んでいます。写真は喫煙可能な15号車での撮影のため、荷棚には空気清浄機も設けられていました。

700系0番台では基本的にコンセントの設置はありませんでしたが、C25編成以降(でしたっけ)では最前列・最後列の座席のみ壁にコンセントがありました。そういえば私がクソ中学の修学旅行で乗車したC24編成の最前列は確かコンセントがありませんでしたが、卒業旅行で乗ったC31編成ではコンセントがあったなあ。

なお最後までShinkansen Free Wifiの設置はありませんでした。

 

後輩のN700系との大きな差異としては、喫煙席の有無も挙げられるかと思います。

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注:ぼくは非喫煙者ですが最後の乗車で頑張って吸ってみました卍

健康増進法の改正などもあり、現在は電車の座席で*1こんなことはできませんが、700系ではできました。普通車の場合は肘掛に灰皿が組み込まれており、N700系以降の各形式とは違い座席で一服...というのができたのです。愛煙家の皆さまからしたら願ったり叶ったりなのでしょうか。

余談。この時にぼくが敢えて選んだのはハイライトという煙草です。なんでかって、新幹線の青はハイライト由来だとどこかで聞いたものですから...笑

 

喫煙席についてはこの辺で終わりましょう。

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無論テーブルも各席に設置されています。書くまでもない。

 

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車両出入口の上のLEDはこんな感じ。同時期に登場した他社の車両と比べても大きくてより見やすいかもしれませんね。

N700系以降と異なるのは停車時に駅名だけボンって出すところでしょうか(N700系以降の車はこれ+αでドアの方向も流してくれるので)。個人的には初めて乗った東海道新幹線が修学旅行集約臨の700系だった時にこれを見てなんか斬新だな~と思った次第です。さらに余談ですが台湾高鐵の700T車両でもこれが受け継がれています...笑

 

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傾いててスンマセン(適当に撮ったんだろうね

700系の車内の特徴といえば、和式の御手洗があるのも特筆できるかと存じます。300系への評判も踏まえてかセミアクティブサスペンション等の乗り心地への工夫が多々なされている700系であっても揺れない訳ではないですから、ここ使うのはある意味勇気がいるような…あと管理人は座りすぎで腰が悪いのできつかったです実際(((

蛇足中の蛇足ですが、300系は揺れるし500系は狭いなんて言って質実剛健かつ低コストで会社にも客にもありがたい存在であったと推察される(特に後者がどうなのかは存じかねますが)700系。しかし時代が変わって電源やWiFi必須とさえ言える現代では、そんな700系が客からは設備面等でハズレ扱いされていたのを見ていると、時代の移り変わりよりは人間の欲深ささえも感じます。まあ確かに電源あるならある方がいいけどね僕も。

 

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これは御乗車の経験がある方なら一発でおわかりかと存じますが、700系の公衆電話は「電話室」になっていました。ドアを開けたら公衆電話、みたいな。

思えば(新幹線の公衆電話それ自体が廃止されてしまったとはいえ)公衆電話であろうと携帯電話であろうと、デッキで通話していても他人に会話内容を聞かれてしまいかねないのは事実ですし、電話室があったのはなかなかにポイントが高いのではないでしょうか。まあ、なんかそのうち現行のN700系列(16連)の7号車のヤニ箱をWEB会議スペース?とやらに改造するなんて東海さんもおっしゃってますし、そういう意味ではある意味復活なんですかね。

んで本題、そんな電話室にはこのような表示があり、いつでも自分が乗っている新幹線の列車名号数がわかるようになっていました。いいですねえ(語彙力)。

 

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700系、そういえばデッキにこのような絵もありましたね。なんだったのかわかりませんが、富士山いいよね。

 

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700系こだまからの撮影ですが、やっぱいいね(これぞ自画自賛)。

 

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車内インフォメーションボード(?)。N700系と違って700系ロゴが入っていないのは寂しいですが、個人的にはこの下の「このデッキは禁煙です」ってのが700系らしいというかなんというか。

 

ざっとこんなもんでしょうか。自販機があった頃にはまだ乗ることができていなかったのでサーセン

管理人としては初めての東海道新幹線かつ修学旅行で乗った新幹線が700系だったり、卒業旅行や遠征に推し事に友人との旅行にと数こそ少ないながらにもその回数の割には沢山の思い出が詰まっていたりする車両ですので、まあ何というか好きな新幹線です。同い年ですしね。

後日投稿するであろう700BことJR西日本さんの700系3000番台の乗車記は後日書きます(あれもあれで好きでしたから)が、とりあえず700CことJR東海さんの700系の乗車記はこのへんで。

N700系シリーズが当たり前となった現在(と言いつつ、彼らも言わずもがな好きですよ)、またN700系シリーズに統一されてから海幹の利用回数が増えてきた管理人としては、こうやって思い出と手持ちの写真を頼りに書いているといろいろ懐かしいですし一昔前の車両ってすげーなーって思うのでした。

 

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700Cの保存車は恐らくリニア鉄道館のC1のみかと思います*2。あんだけ飽きるほどいたのになあ…と思うと寂しいですが、とりあえずまたそのうちリニア鉄道館で700系を拝みたいですね(笑)。せめて5年早くもっと好きになっていたら…と言っても始まりませんし(笑)

 

 

 

gdgdと長くなってしまいましたが、最後までのお付き合いを賜りありがとうございました。

この記事で700系と読者さまとの思い出がよみがえったとか、あんな良い車両いたねとか、好きになったよとか、そういうのがあれば一匹の700系ファンとしては嬉しく思います。

 

ではまた。

 

 

 

 

あとがき(と書いて宣伝)

www.graffiti-of-alpho.com

後輩であるN700系N700aの乗車記です。彼らもなかなか革新的な名車ですよねえ…なーんて思っていたら既に廃車がわりと進んでいて寂しいばかり。

 

あ、N700Aの乗車記は準備中です。

 

www.graffiti-of-alpho.com

その更に更に後輩のN700Sの乗車記がこちらです。

記事内にも記載しましたが、どうも彼らの一部には廃車となった700系やN700系の車体の一部が利用されているのだそうですね。こうしてまた一緒に旅ができると思うと何とも言えぬ感慨深さがあります…ってのは僕だけでしょうか。

*1:サンライズ285系の喫煙可能なシングル等は引き続き喫煙可能です

*2:髙島屋さんで展示されていた生首…いや先頭部ってどうなったんですかね、浜松工場にはいるのでしょうか