あるふぉの落書き帳

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きっぷる

E259系「特急しおさい」運用開始+乗車記

昨日のダイヤ改正より、E259系車両を使用した「特急しおさい」の運用が開始されました。

 

・車内編

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乗車して最初に目に付くところとして、テーブル背面の車内案内が更新されていました。ですよねー。JR東日本さんとしては大変不本意な転用だったことでしょう。金の借入れ計画と車両計画は慎重に。誰だそこで笑ってるの(笑)。まだ早い。


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車内の案内はこのような感じになっていました。右側の画面はこの画面のまま特に変わりませんでしたが、形式名が入っているのはまあいいのかなあなんて思います。E259系は好きなので。あと久しぶりに乗ると本当に快適すぎてたまらんです。

 

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両端の右側では列車名が赤くなっているのに対し、中間のそれにおいてはオレンジになっていたのも印象的でした。乗っている分にはE259系なんですが。


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成田エクスプレスでもお馴染みのE259系アイコンが現在地と停車駅を案内してくれる仕様は健在。可愛いので、残ってくれてよかったです。これだけがめついアル中もびっくりな経営をしているJR東日本E259系新塗装のマスコットで増収しようとしないあたり、明日は雪でも降るのでしょうか。皮肉はさておき、あのマスコットのグッズがあれば私は買います。


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到着案内についても今までのものと大して変わらないようです。ただ、成田エクスプレスとして運用される際もN'EXロゴが出ないという話も聞きますので、それは残念に思います。


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デッキのインフォメーションボードもこの通り。成田エクスプレス時代からはロゴの撤去以外に大した差異はないようですね。


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個人的に気に入ったのはこちら、枕カバーです。旧来の方が似合っていたのも否定はしないのですが、これもこれでとてもかっこいいと思います。正直欲しいです。ただし新品に限る。


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なお、座席の上方にあるランプについては結局設置されませんでした。これは後述したいと思います。

 

肝心の方向幕です。

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なるほど。


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これの見分けがつかなくて成田エクスプレスと思って誤乗するバカ外人にご冥福をお祈りします。そういう私もロンドン留学時に地下鉄で誤乗をしかけて、ウィンブルドンに行きそうになりました。なんなら聞いていた音楽はSKE48の「ウィンブルドンにつれてって」。嘘であってほしい。


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なんか255系やE257系のDNAを感じていいですね。絶対、絶対、絶対に成田エクスプレスと誤乗するなよ! ちなみに私は成田エクスプレスを成田で降りたときに、後ろにいた日本人に「ここが成田空港ですか?」と聞かれたことがあります。数分前の車掌さんの放送がわからないのに日本語を話せるボケもいるんですね。

 

・乗った感想

ご存じの通り、銚子発着のしおさい号は改正前までは9両編成で運転されていましたが、こちらの定員は564人でした。一方、新しいE259系6両編成における定員は290人です。またしおさい号においては、東京~千葉・四街道・佐倉・八街の中距離需要が多い列車でもあります。実際に改正前から何度も乗車してきた身としては、9両でも早朝以外はそこそこの混雑だったと記憶しています。

 

半分近い定員への減車初日、また鉄道ファン特需の少ないであろう時間帯の乗車ではありましたが、千葉から成東の乗車でも2人分空いている座席を探すのは難しく、かなり混雑していたというのが第一印象です。

えきねっとで空席案内を見ても、各車両のほとんどが埋まっていました。また全席指定を知ってか知らずか無札で乗車してくる客も多く、せっかく車両自体大幅にグレードアップしたにもかかわらず、お世辞にも快適とは言えないというのが本音でしょうか。さらに、東京発車前に隣のいない席を確保したにも拘わらず、乗車10分前に確認したらトナラーがいて座席変更を行ったのも事実です。

苦肉の策とはいえ、もともと9両でよろしくやっていた特急を6両に押し込んだ挙句に、いくら案内しても何も理解できない知恵遅れが多いこともあってか、混雑が増していたり客層も悪化していたりというのが初日の感想でしょうか。申し訳ないですが、お世辞にもまた乗りたい列車とは言えませんでした。減便と減車には以前から本館の記事等でも反対してきましたが、案の定というのが本音です。もっとも、千葉東京といった短距離であれば成田エクスプレスも同料金ではあるので、そちらに乗るという選択肢はありますが…しかし、佐倉~銚子のしおさいユーザーにとっては改悪以外の何物でもないのではないかと思わされたのも事実でした。

 

余程のことか隣のいない空席がない限りは、新しい特急しおさい号に乗車することはないかと思います。まあでもE259系の新たな門出はおめでとうございます。

しかしまあ、結局ラッシュ時や繁忙期にクレームが入りまくるんだろうなあ。別に255系でなくとも、需要に見合った座席数の提供を千葉支社には期待したいと思います。ダイヤ作成担当がバカ丸出しお笑い担当だから無理か(笑)。安くもない金を払って赤の他人がいる座席に座らされたり、座席未指定券の制度が理解できない知恵遅れに不愉快な思いをしたり、そういうのを身をもって体感してから減車減便した方がいいと思います。バカだから無理だろうけど。鉄道会社がこんなことするんですね。ウケる(笑)。

E259系しおさい運用自体は普通に当たりというか最高のグレードアップで優勝ともいえるのに、なんでこうなるかな。JR東日本JR東日本千葉支社が幼卒レベルでバカだからか。コンセントやWi-Fiが付いてサービス向上するのはいいし、E259系は正直最高に快適だからそこまではいいのだけれど、代償として混雑激化させるあたりもう本当にこの会社らしいと思います。脳を捻挫しているとしか思えない。

 

・車内の座席上方ランプと今後の考察

さて、前述の通り(というか皆さんご存じの通り)E259系には座席上方ランプがなく、空席状況を一目で確認することができません。成田エクスプレスに座席未指定券の制度が導入されてから今日までかなりの時間が経過している上に、大半の列車を運休していたコロナ禍に追加改造をすることもできたはずです。東海道線特急のE257系には荷棚を潰してまでランプが設置されているほか、常磐線E657系は一部運用を651系に変更してまで設置の工事がされました。一方で一部のしおさいに使用されるE257系500代ですが、こちらもコンセントこそ設置されたもののやはり座席上方ランプはありません。また機器更新も済ませていません。

これは推測ですが、両形式共に長期使用を見込んでいない可能性があげられます(JRの怠慢ではなく)。E259系もE263系?と思われる新型車両で置換える際の設置を計画していたのが流れたまま今に至るとすれば納得がいきます。もっとも今すぐに両形式を置換える…という話ではないでしょうが、E257系に至っては(他区分も含めてですが)かたくなにWi-Fiも設置されません。もしかしたらこれが今後の車両計画を匂わせているのではないか、個人的にそんな気がしました。