いつだったかHC85に遭遇した記事があったと思うのですが、東海さんにコネのひとつもないぼくがなんで見られたかってこのホームライナー瑞浪1号を待っていたからなんですね。
てなわけで、このセントラルライナーこと313系8000番台を利用したホームライナーの乗車記を書いていこうかなと思います。どうぞよろりんこ菊地凛子。
・ホームライナー瑞浪とは
・運賃
乗車駅から降車駅への有効な切符にかかる運賃+整理券330円が必要です。どこからどこまで乗っても整理券代金は変わりませんので、特に多治見や瑞浪といった割と遠方への移動であれば十分にもとがとれるかと思います。
・車内
至って普通に313系らしい転クロが並ぶといったところでしょうか。
ただし、リクライニングは言わずもがな、電源やWiFi等の設備もありません。
また車両自体は中央西線の快速や普通列車でも乗車できますから、考え方によっては330円払ってまで・・・という結論になってしまうかもしれませんね。
ちなみに管理人としては車内で整理券を購入し*1、車端部のボックス席を確保できました。
ただ車内で整理券を購入した場合、原則としてはその席の指定券を持っている客が来たら譲ってあげてねというスタンスらしいので、そこらへんはご注意ください。
もっとも、我らがJR東海さんは昨今の世の中を鑑みてか整理券さえあればどこの席を利用しても問題ないと券売機や車内放送等でアナウンスしてくださっていますので、そこはさすがJR東海さんって感じなんですけどね。
輸送が使命と言いつつも我々旅客の事もしっかり考えてくださるJR東海さん、ヲタ目線でも客目線でも推せるんです。
・HL瑞浪の推しポイント
これはマニア以外の方にもお分かりいただけるかと思うのですが、名古屋を出て金山・鶴舞・千種・大曾根に停車したのちに多治見までかっ飛ばすこのライナー列車って比較的空いています。
何が言いたいかと言いますと、いくら313系のように転クロがローカルや快速でも享受できる環境とは言えど、確実に座って快適に帰宅ないし移動をできるという意味では330円の整理券を購入してライナーに乗る価値は充分にあるのではないでしょうか。
また先述の通り、現在はコロナ対策という意味合いか整理券さえあれば席は自由です。もともと号車指定の列車を例に挙げるのも違うとは思いつつ、実質的にはJR東日本さんの湘南ライナーやホームライナー千葉、京成電鉄さんの6年前までのモーニングライナーやイブニングライナーなんかと似たような状態です。コロナ関係なしに他人が嫌いなぼくにとっては願ったりかなったりといったところでしょうか。
次に、酔狂なマニア(自称)の視点では、313系本気のアツい走りを堪能できるという意味でもポイントは高いです。前述の通り結構途中駅をかっ飛ばしてくれますから、313系が東海道本線なんかで120km/hで爆走するのとは比較にならないアッツアツな走りを楽しむことができます。トップスピードで走って家路を支えてくれている感、たまらんですねえ↑
以上、ホームライナー瑞浪1号の乗車記でした。西線系統のHLには無論383系も充当されるのはさておき、快速やローカルで味わう事のできない313系8000番台のアツい走りが堪能でき、なおかつ目的まで安く快適に移動できるのはこの列車の最大の魅力でしょう。コロナ禍の今においては密をさけるという意味でも有効活用できますし、余った小銭の有効活用とか疲れた時に動く居酒屋が欲しいとか、そういう時には是非とも乗ってあげたい列車です。
もちろんJR東日本さんのライナーの特急格上げを批判する気はありません*2けれど、チャレンジングな東さんとは対照的に堅実な東海さんらしいこのような列車があるのは利用客目線でもありがたく思うのです。
皆様も機会があれば、ぜひ一度お試しいただければと思います。
ちなみに管理人は東さんも東海さんもそれぞれいいところがあると思うので好きです。