奥羽本線のうち、青森~秋田間では特急列車「つがる」が運転されています。一日3往復というなんともやる気のない本数ではありますが、せっかくなので乗車記に残そうと思います。
・使用車両
2000年に「スーパーはつかり」として華々しいデビューを遂げたE751系です!2年後に「つがる」として再デビュー、東北新幹線全線開業後は少し間をおいてかつての「かもしか」を引き継ぐ形で現在に至ります。普段はE257を追いかけている私ですが幼少期からの数えきれない思い出もあり、E751は一番好きな特急車両でもあります(聞いてない)。
・運転区間
前述のように青森~秋田です。停車駅は新青森、浪岡、弘前、大鰐温泉、碇ヶ関、大館、鷹ノ巣、二ツ井、東能代、森岳、八郎潟、秋田です。
・料金
B特急料金です。新青森での東北・北海道新幹線との乗継割引もあります。ただし秋田での秋田新幹線との乗継の設定はありません。この場合は割引じゃなくて値引きだと思うんだけどね。また、青森~新青森に限って、自由席の2両には乗車券のみで乗ることもできます。
なおとにかく本数が少ないせいで、新青森から弘前・秋田方面にスムーズに乗り換えができる新幹線は以下の列車に限られています。
【東京・仙台・盛岡方面から】
はやぶさ95号(新青森9:02着) → つがる2号(新青森9:11発)
はやぶさ11号(新青森12:35着)→つがる4号(新青森12:48発)
はやぶさ21号(新青森15:29着)→つがる6号(新青森16:06発)
【新函館北斗方面から】
まあ車両が少ないせいでもありますが弘前、大鰐、大館方面にこれ以外の時間帯で行きたければローカルなり快速なりに乗れってことなんですよね。しょぼーん。
なお、下りつがる号からの乗り継ぎの目安は以下の通りです。
つがる1号・新青森11:11着→はやぶさ18号東京行・新青森11:52
つがる3号・新青森15:14着→はやぶさ30号・15:52発
→はやぶさ31号・15:31発
つがる5号・新青森18:29着→はやぶさ38号・18:38発
→はやぶさ27号・18:45発
・車内
お待たせしました、それでは乗車レポに入っていきます。
普通車はこんな座席です。まあ座るとE257とかとそんなに変わらないです。もちろん決して悪くないですよ。ちなみに秋田側1号車には多目的室がついています。
この辺もE653とかE257とかと似てますね。まあ若干表示の仕方に違いはあるんですけどね。
続いてグリーン車はこんな感じ。485系3000番台やE257系0番代、789系などと同様に半室グリーン車です。この時は乗客が私一人しかいなくて何倍にも快適に感じられました(笑)。それはおいといて実際に座るとグリーン料金を払う価値がありまくりでした。椅子も柔らかくリクライニングは深い、幅も広めと文句なしです。
なおかつて
こんな記事を書いております。
あずさグリーンは何があれかって、編成の中間位置に連結されているせいか人通りがそれなりにあるんですよね。私があずさグリーンに乗ったときは普通車から子連れが何組も来て何故か何回も行ったり来たりしてて正直鬱陶しかったのですが、つがるのグリーン車は先頭車両の半分なので人の出入りがほとんどなく快適です(普通車と反対側の仕切り扉を開けると運転席だから開けないでね)!
さてE751の乗り心地ですが、賛否両論あるので一概にいうのもアレですが、個人的には悪くなかったと思います。平成12年のデビューということで所々ほころび等は気になりますが、まあいくら秋田支社とはいえ修繕はしてくれるでしょう()。願わくは軽めのリニューアルや255系のように機器更新などをしてこれからも末永く本州最北端で走り続けてほしいものです。
なお、つがる号では指定席に座ってもグリーン車に座っても車内改札はあります。関東の特急だと指定席なら基本的に改札が来ないのでゆっくり眠れますが(?)、これはまぁ仕方ない。
またつがるでは車内販売はありません。予め飲食物は買っておきましょう。秋田駅では今でも駅弁屋さんの立ち売りが健在ですので、秋田からご乗車の方はそれを買うのもいいんじゃないでしょうか。かなりおいしかったですよ。
景色についてはお楽しみにしていただければとは思いますが、青森方面から秋田方面に向かうと山を抜けて津軽平野に出た時の岩木山の雄大さとリンゴ畑は自信をもってオススメいたします(笑)。
こんな感じでしょうか。