もう長いことこの代走も行われているので、今更記事にする意味があるのかはわかりませんが。
かねてより、所定であればE257系5500代で運転されるはずの高崎・吾妻線特急の一部列車において、2500代が充当されることが度々発生しています。
書くまでもありませんが、E257系2500代は元々特急「踊り子」のうちJR東海と伊豆箱根鉄道に直通する通称「修善寺踊り子」と、湘南ライナーの後継となる特急「湘南」の増結用車両として改造された車両です。
しかし高崎・吾妻線特急、特に通勤需要を拾うであろう平日夜の特急あかぎ号において、E257系5500代のうちコンセント設置工事済の3編成ではどうしても首が回らないため、予備として東大宮で寝ている2500代に白羽の矢が立ったものと思われます。
外観と内装、また座席上方ランプの有無等の違いはありますので簡単に代走できないのでは?と言いたいところですが、「座席数(種車が同じな上に荷物置き場の設置も同じ場所)」が変わらず、何なら「座席配置」も変わらず、乗務員さんが乗務される分には同じE257系5連です。また所属も一緒ですので、臨時回送等を仕立てる必要もありません。
これはあくまでも邪推ですが、もしかしたら高崎・吾妻線特急に5500代を転用する時点で混み運用を視野に入れていたのでは?という推測もできます。というか、0代付属編成も改造すれば増結用として使えるのでは?とかつてから思っていましたし…。なんて書いても後出しじゃんけんみたいなものですけどね(´・ω・`)
利用者目線では内装等が若干違うということはありますが、コンセントのないOM-51編成ないしOM-52編成での代走よりは2500代NC編成で代走してもらえれば(窓側の座席を確保出来たら)コンセントも使えるわけですし、特に誰かが損をするという訳でもなさそうです。仮に高崎や前橋まで乗ると仮定した場合、コンセントがないよりはあった方が個人的にも嬉しく思います。まあ本当に台所事情が苦しいのでしょうし、そもそも300人も乗れない定員での特急に減車されているので、特に減車については擁護する気はありませんが…。だって、651系1000代の草津だって何もない土曜でも何回か満席に当たりましたよ?
写真ではあかぎ充当前の回送表示しかありませんが、草津四万なりあかぎなり、2500代での記録も増やしていけたらと思います。
余談
どうせ幕張の500代を大宮に強奪されるのであれば、廃車となった0代付属編成にも活躍の場はあった気がして不憫です。さっきも書いたけど。
当時は5500代や5000代の計画なんて知りませんでしたけれど、それでも500代4~5編成が転用されるのであれば、185系ないし651系置換え用として高崎線方面の増結専属としてでも0代付属編成を転用してほしかったなあ…と、0代定期運用終了時も思っていましたし、今の高崎・吾妻線特急の混雑度を見ていても思ってしまいます。なんか書いていてモニョるのでおやすみなさい。