あるふぉの落書き帳

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きっぷる

【今更ですが】京成電鉄新型車両「3200形」運用開始(兼乗車記)

デビューからおよそ1か月、ようやく撮影と乗車が叶いましたので、本日4本目の記事で取り上げさせていただきたいと思います。

 

 

はじめに

令和7年2月22日、京成電鉄として6年ぶりとなる新型車両「3200形」が運転を開始しました。この電車は「人や環境にやさしいフレキシブルな車両」をコンセプトに登場し、主に3500形の後継として今後も増備されるものと思われます。

 

※当ブログ(あるふぉの落書き帳)と本館(ひがなり雑記帳)では初代3200形と区別するために新3200形と表記することがほとんどですが、京成さん的には3200形でいいようです。まあもう初代が引退して何年経つんだよって話ですしね。

 

新3200形デビュー・外観編

はじめまして(ではない)。団臨は寝坊、初日は仕事で駆けつけることができないかと思えばなかなか運用に入らない日も続いた3200形ですが、3月中旬以降何回か撮影もできましたので一安心です。まあ実は営業初日に残業帰りに踏切待ちをしていたら目の前を通ったんですけどね。

 

尾灯が点くとこんな感じ。様々な部分から先代の3100形と似ている点もありつつ、3100形とは異なりあくまでも京成本線用の車両ということでヒューマンレッドとフューチャーブルー(多分)を採用しているところが印象的です。一時期千葉県を離れていた私としても、京成電車と言えば赤と青ですし、帰ってきた時にこの2色の電車を見ると安心しましたので、この色が受け継がれたのはとても嬉しく思います。流石は質実剛健な京成だなというか、そういうところも私が京成を好きな理由なんでしょう。

 

今後3500形等の既存車の置換え用として沢山増えていくと予想されますが、理論上は3299号車まで、実際には3296号車までにしないと3300番台の数字も使うことになるので、果たして何両何編成の増備となるのかについては気になるところです。もっとも3700形においても3800番台の数字を使っている車両は普通にありますので、あんまり気にしなくてもよさそうではあります。

なお今回デビューした6両の内訳は3204編成(4両)と3208編成のうち成田方2両の3206-05号車となっています。これにより早速3208編成は編成内で経年差が生じることとなりますね。そこもフレキシブルなんだなと思いつつ、この手の理屈で行くと最終増備編成が2両だけ(もう2両は3000形6両の4・5号車よろしく製造されない)という可能性が微レ存・・・?何はともあれ、色々な意味で今後がとても楽しみな期待の新車です。

 

私個人としては、千葉県人として初めてデビュー時から追っかけられる形式なので(3000形が出た時の私、まだ3ちゃいなので勘弁してくだしい)、最後まで新3200形を追っていきたいと思います。早く来年度の分も出ないかなあ。

 

新3200形の方向幕LEDはこんな感じ。3100形みたいにでっかくなりました。大きいことはいいことです。なお次駅表示は確か3100形では未採用でしたので、これも京成初のものとなります。今まで京成線内においては都営5500形のみでしか見られなかったものであり、その5500形は千葉線に来るわけもないので、これもこれで大変新鮮な気持ちになりました。あと種別表示が今までと違うフォントのような?

また、京成沿線民は初見殺しと気が付いていない高砂で種別と行先の変更を行う電車(通称区間快速または急行)においては、その旨の表示もできるようです。優秀すぎる(笑)。現時点での6両の運用においては1本その運用も存在しますので、充当された際には是非ともそこらへんの確認と撮影もしたいところです。

 

乗車記(内装編)

さてお待たせいたしました。撮影に続いて乗車もできましたので、簡単ですが乗車記も書いてまいります。

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何といっても目を引くのはこのでかいLCDでしょう。京成の通勤型車両として初のLCDは3000形7次車(3050形)でしたが、そのn倍はありそうです。いやまあ3050がどうこうと言いたいのではなく、個人的には2画面で広告も流れるのが新鮮に感じます。京成にまた新しい時代が来たな、というのが率直な感想でしょうか。


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話題となった乗務員室背後のこれ。座席こそなくなりました(実際に乗ってみるとここに座席を作るのは無理サファリパークとわかります)が、そこは人にやさしい車両としてしっかりと腰あてが用意されています。短足で身長170の私が試しに使ってみたところ、これがもうちょうどいい位置である上に硬さも丁度よく、早くも新3200形ファンになりました。京成ならではのこういう細かな気遣い、最高です。


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モケットの柄はこんな感じ(普通席)。3000形までのラベンダー系とは打って変わり、普通席で青系統のモケットとなりました。3100形がオレンジ基調なのはその役割からして当然ですし、3050形も(現在一部編成で換装されているのはさておき)当初はアクセス特急用だったのでまあその辺は一旦除外しましょう。して本線系統の車両でこれはなかなか新鮮です。3600形に残る赤系のモケットより前のものは知らない若造な私ですが、それでも青系というのが斬新に思えて、これは一般客にも印象付けるものが大きいのではないかと感じました。

また肝心の座り心地ですが、もうエクセレントの最上級があるのであればそう評したいと思います。硬すぎず、しかし柔らかすぎず、腰痛持ちの私もこれなら1時間は余裕で乗車できそうです。正直ここで本当に気に入ったまであります。3000形を悪く言う気は一切ありませんが、津田沼で3000形に乗換えてからなお一層新3200形の座席の方がいいと思いました。それはまあ3000形から新3200形に進化している訳ですから、当たり前なんですけどね。

 

して、これはソースのない完全なこじつけですが、(多分)桜の花がデザインされているのは日本の春の代名詞であることに加えて沿線自治体である佐倉市の木でもある桜というかそっちもイメージしてデザインしてくれたのかな?と思います。佐倉出身だからそういうこじつけになってしまうのでしょうけれど。余談ですが、佐倉市の「木」が桜であるものの(あと市章)、佐倉市の「花」は確か花菖蒲でした。


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貫通扉にもこうした千葉県をイメージさせる花々がちりばめられています。先ほどは触れられませんでしたが、千葉県の花である菜の花も同様にイメージしているように思えます。やはり私鉄というだけあって、沿線をイメージしたデザインの車両を出してくれるのは沿線民としても利用客としても大変嬉しく、より親近感を覚えるとも感じました。


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改めて17インチLCDを見てみましょう。こちらは東中山停車ちうの画面です。京成線特有の成田空港需要はさておき、種別・行先・現在駅または次駅が日本語固定+外国語というのは日本人としてはありがいなと感じます。

もっとも4か国語表記に反対する気はないのですが、とはいえ韓国人・中国人もぶっちゃけ英語あれば日本に来る層にはわかると思わないこともないのです。しかし私が台湾に留学していた時に確か地下鉄かどこかに日本語表記があった時に安心しましたし、韓国語がわからない私が仮に韓国に行った時に日本語表記があれば安心でしょうし、そういう意味では別に賛成も反対もしないでおこうと思います。まあ、こうして日本語表記を固定で出してくれている時に限りますが。


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みんな大好き運転台はこんな感じ。ここだけ3100形からあんまり変わらないんですね(笑)。受け継ぐ伝統はここにもある訳です。しかしまあ狭そうですな…。ちなみに3100形との共通点として、ブレーキが7段になっています。3700形機器更新車でも(私が見た限りでは)ブレーキが5段のままですが、今後既存車にもこの動きが波及するかは不明です。まあ実際B1とB2はそこまで効かないなんて噂も聞きますし


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3500形同様に車内通り抜け可能です。ちょっとここ通る時にwktkしました(笑)。E353系E351系E259系のような秘密基地感はあんまりないですが、でもなんかこういうとこ好きです。あと今更ですが、車内の印象が全体的にとても明るいように感じます。青系をふんだんに使っているからでしょうけれど。


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厳密には乗車記ではないですが、外から見るとこんな感じです。私はひねくれものなので、巷でこれが変態連結と騒がれてるので今一つ理解できないのですが、まあでもそれはひとえに私が京成沿線に育って3500形の組成に見慣れているからなんでしょう…。

 

2+4+2の連結です

参考までに、3500形もこういうことしてましたしね。一応の解説ですが、本来は4+2の6両だったところに急遽2両をくっつけて8両の代走運用に就いているってだけです。3500形更新車の8両は基本的に4+4だったので、これは基本的に代走でしか見られない組合せでしたが、何はともあれこんなのよくあることだったので、新3200形もこれぐらいやってくれたらいいのにぐらいのノリで新車増備に期待しています(笑)。

 

 

総評

以上、1か月遅れで新3200形のレポートをさせていただきました。大学生の時のレポートの114514倍の熱量とモチベーションで書きました(Fラン国公立卒並感)。

冗談はさておき、やっと待望の新型車両を撮影できて、そして乗車もできたことをとても嬉しく思っております。待望の新車というのもありますが、とてもかっこよく、そして乗っても大変快適で、こんな素敵な電車が地元路線を走っているのは利用客としてもオタクとしてもありがたいことです。今まで慣れ親しんできた車両との別れは無論寂しいですが、しかし新3200形が新しい時代の京成の象徴として末永く輝いているところを今後も全力で追っかけていきたいです。これから先、新3200形が増えていくのがとても楽しみに思います。

 

新3200形の設計、製造、輸送、試運転、そして今日の営業運転等には京成電鉄さんや日本車両製造さん、JR貨物さん等の沢山の会社の沢山の方々のお力があってのことと存じます。末筆で、またこのブログの記事内で恐縮ではございますが、皆さま方あっての新3200形です。本当にありがとうございます。

 

 

 

余談

これまだ今のところ誰からの共感もないんですけど。私はじめて新3200形のイメージ画像を見た時に、ある車両を思い出したんです。

覚えていますか?

AE100です。AE100形は各種ライナー、新3200形は通勤電車、全然性格も用途も違う電車ではあります。しかし新3200形の前面の塗り分けって、もしかしたらAE100をイメージしたのかな?ってずっと思ってます。実際知りませんが、もしAE100形のデザインというか魂を令和に蘇らせたかったのだとしたら?または、もし3100形が現行のオレンジ基調ではなく赤青塗装で行く場合に空港アクセス車両としてのAE100形をアクセス特急車両で受け継ぎたかったのではないか?そう考えると、あの塗り分けが絶対にAE100形を意識していないとは個人的には思えないのです。いやまあ、こんなのただのお気持ち表明なんですけどね。

実際に京成さんにどのような意図があったのかなんて無論私が知る由もありませんが、私個人としてはAE100形を令和に昇華させたのではないかとも思っていて、私がこの趣味に足を突っ込むきっかけの1つでもあった同形式がこうして帰って来てくれたなら、今度はあの頃はガキんちょでできなかった分まで沢山撮っていきたいなとも思う訳です。

 

余談その2 置換え対象について考察

皆さん気になりますよね。私も超気になります。なお今回の考察において、新京成車については考慮せずに書いています。直接投入か玉突きか、はたまた後回しの可能性もあり、そこまでは考察できません。

まあ3500形が置換え対象であることについてはもう書くまでもないですよね。じゃなかったら逆に何を置換えるんだって話ですし。

 

個人的に3428編成は一番遭遇しました。あと首寝違えた

写真の3428編成は既に存在しませんが、現在孤軍奮闘する3448編成が置換え対象である可能性は十分に高いです。というか、明言されてますからね、鉄道ピクトリアル臨時増刊号で。というのも、新3200形での置換え対象について「主に3500形と3400形を置換えていくことになる」と明言されていましたから。

 

この3648編成ももう引退済なのが未だに信じられません

ただその際に気になったのが、現在も6両と4両が1編成ずつ残る3600形についての言及がなかったことです。言うまでもないからなのか、2編成ずつしかいないからなのか。でもしたら3400形に言及したのは何でだって話ですよね。いずれ置換えるつもりではあるものの、もしかしたら4月から吸収合併する新京成の車両の置換えも考えて後回しにされているのかもしれません。8両の3600形は運用制限こそありつつ、6両と4両であれば別にそういう訳でもありません。将来的に現新京成線の車両を全て京成車と共通設計にしたい場合は8800形の未更新車や8900形を先に淘汰するとなってもおかしな話ではありません。まあしたら8800形のリニューアルは無駄になってしまうので、実際はわかりませんが。

 

して、仮に3600形までの既存車の置換えが完了するのが10年後の令和17(2035)年前後と仮定します。その頃になると京成の優等生として大人気(当社比)の3700形のうち初期車も経年40年を超えて置換えの時期に差し掛かります。

現時点の京成3700形は3728編成までの初期車3編成には機器更新を行わず、現存する編成としては3758編成以降の編成に対して1年に1本のペースで機器更新工事を施工しているようにも見えます。このペースで施工する場合、その頃には3700形8両の機器更新は少なくとも初期車3編成を除くと完遂している計算です。その頃には流石にスカイライナーの2代目AE形にも置換えの話が出てくることでしょうから、3700形初期車3編成の置換えを先に済ませてから新型ライナーを導入するのではないかと個人的に思うのです。

毎日爆走しているAE形ですから当然車体への負荷も小さいものではないでしょう。して仮に私が提案したペースで車両更新が進むと、次の置換えは先述の3700形8両機器更新車となります。仮に3700形初期車3編成の後継が新3200形になった「と仮定した」場合ですが、次の置換えは

案外3100形かもしれないな?と思います。3100形は7編成、3700形8両のうち機器更新車となるであろう編成も7編成。もし仮に3050形のように3100形も玉突きで本線に転用する場合は案外いい感じで上手く行くように思えないこともないのです。何両作るんだよって計算しろって話になってしまいますが、ちょっとその計算は面倒なので一旦割愛させてください。

というのも、その頃には成田空港の機能拡張で恐らく多少なりとも成田スカイアクセス線の線路容量は拡大しているはずで、ライナー・アクセス特急共に多かれ少なかれ増発しているはずです。そのうちアクセス特急に関して、名鉄特急や南海のサザンよろしく一部車両を指定席として運転することで、都営線京急線からの需要を上手く拾いたいという計画になったとしたら…と仮定してみました。都営線京急線内での座席指定の扱いをどうするのかという問題があるので簡単でないことは承知の上ですが、京成電鉄側としては押上・浅草方面からのアクセス特急利用層も有料列車に取り込むことができるのは悪い話ではないはずです。まあしたら一部スカイライナーを青砥の停めてるでしょって話にはなりますが、それでも乗換えがないのは大きな利点でしょう。実際にどうなるかはわかりませんが、将来的に一部だけでもアクセス特急に有料の座席を付けたい場合、アクセス線仕様の新3200形みたいなのが登場する可能性もないとは言い切れないと考えております。もうこれ新3200形ほとんど関係ないのでこの辺にしておきましょう。

 

 

参考文献

https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/WvoPrgWW.pdf

京成電鉄ニュースリリース 2024年5月20日付 翌年3月19日閲覧

 

https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/NNw70bV7.pdf

京成電鉄ニュースリリース 2025年1月27日付 同年3月19日閲覧

 

鉄道ピクトリアル臨時増刊号No.1030 25頁