あるふぉの落書き帳

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きっぷる

【人をダメにする座席】近鉄特急「ひのとり」プレミアムシート乗車記

タイトルが出オチなのですが、アレはダメです。人をダメにします。

 

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ひのとりはこういう電車

近鉄特急は色々な電車がいるのは皆さまもご存知の通りかと思いますが、本記事の公開時点(令和4年春)で最新かつ近鉄のフラッグシップ特急として名阪甲特急等に充当される「ひのとり」に乗車する機会があったので、デビューから既に2年近く経っているもののせっかくですから記事にしておこうと思います。

 

ひのとり(80000系)とは

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ロゴもかっこいい

令和2年3月14日にデビューした近鉄特急です。「これまでにないくつろぎを、特急に。」というコンセプトがあるようです*1鉄道友の会ブルーリボン賞(2021年)や2020年度グッドデザイン賞等々を受賞しています。

 

車内関連

座席種別

レギュラーシート(普通の座席)とプレミアムシートの2種類です。両先頭車が本記事において取り上げるプレミアムシートとなっています。

 

車内

レギュラーシートはそのうち乗車します、多分。

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プレミアムシートの車内と座席はこんな感じです。東日本出身の筆者としては「うわグランクラスみたい!やばい!」ってのが第一印象でした。

1+2配置の豪華な座席が並び、また床は赤いの絨毯が敷かれていました。また写真では伝わりずらいかもしれませんが、通常より客席が高い位置に設計されています。

 

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今回は数時間前に座席を確保したので車両中ほどの座席でしたが、最前列からは前面展望を楽しむこともできます。

 

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赤の他人が隣に来てはアレなので今回は残し少なかった1人掛け座席(A席)を利用しました。

 

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リクライニング・フットレスト共に電動式です

座った感想としては、。こんなの仕事前に乗ったらPC開いて仕事する前にだらけちゃいます(僕みたいな弱い人間はね)。リクライニングは言わずもがなレッグレストもあるので、名古屋~難波の2時間少し存分にふんぞり返ってダラダラできるのです!!

この他にも全席にコンセントが設置されているほか、座席にはシートヒーターや読書灯も完備されていて、至れり尽くせりといった印象を受けました。

またレギュラーシートを含めてバックシェル構造を採用しているので、前の人間がフルリクライニングしてきても全く問題ありません。言葉を返せば他人を気にせず存分に座席を倒すことができるので、これもありがたいものです。

 

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大きめの案内表示器もあるほか、停車駅到着前にはディスプレイに詳細な乗換案内が流れるのもポイントが高いなと感じました。また個人的には、繫体中国語での案内もしてくれているのも推せます。

 

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テーブルは肘掛から引っ張り出すタイプのものです。乗車日当日はPCを持参していなかったので詳細はわかりかねますが、一応PC等を置くにも困らなさそう…?

 

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酒や飲料等を置くことのできそうなスペースもありました。めちゃくちゃ豪華じゃないですか。

 

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あとカーテンも電動式でした。

 

 

車内設備

カフェスポット

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プレミアムシートが設置されている両先頭車にはこのようなコーナーがあります。ホットコーヒー200円、その他お菓子やひのとりグッズ等の販売があるほか、お湯に関しては無料で提供されています。車内販売がない分…ということなのかと考えますが、温かい挽きたてのコーヒーを比較的安価に楽しめるのもいいですね。

ただし、現金以外の決済方法には一切対応していません。とはいえ札の両替機もありますし、ここは特段困らないでしょうか。

 

ベンチスペース

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デッキ部分にはベンチスペースもあります。通話の必要性が生じた時なんかには重宝するかもしれませんね。

 

ロッカー

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大きい手荷物があっても無料のロッカーに収納することが可能です。今回は日帰りだったので利用しなかったのですが、スーツケースの類を持った旅行の際にでも利用したいなと感じました。

 

自販機

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ソフトドリンク類の自販機もありました。ちょっと意外。

 

喫煙ルーム

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私鉄車両では珍しく(でも近鉄特急ではない方が珍しい)喫煙ルームも設置されていました。法改正のためかつて近鉄特急に存在した喫煙席こそ廃止されていますが、喫煙者にも優しい車両です。

新幹線や近鉄特急といった一部車両ではこうして分煙を進めている訳ですが、非喫煙者目線では一服した後の他人が近くの座席に来るのはちょっと…という気もするので、分煙自体は賛同できるものの、まあ難しい問題だなと感じます。

 

 

その他

運行区間

近鉄名古屋大阪難波の一部特急(速達型)と近鉄奈良大阪難波の一部特急(1日数本程度の設定なのでかなりレアでしょうね)で乗車可能です。切符にも「ひのとり」と出てきた気がするので、時刻表さえ見ておけば確実に乗車可能でしょう。

蛇足ですが、筆者が今回乗車した大阪名古屋21時ちょうど発の「ひのとり621列車」ですが、他のひのとり(甲特急)と停車駅が少し異なりました。津までは普通に甲特急な停車駅なのですが、そこから白子、四日市、桑名に停車して終着名古屋といった感じでした。名古屋行最終の1本前だからなのでしょうかね…?

 

終わりに

ひのとりはいいぞ。ひのとりプレミアムシートは我々人間をダメにしてくれるぐらい快適ですぜ。

…という私の感想が拙い写真拙い文でどれだけお伝え出来たかわかりませんが、本当にマジでめちゃくちゃ快適です。あんま揺れないし静かだし。お読みいただいた皆さまもお時間とご都合が合えば是非ともお乗りになってみてくださいまし。

*1:近鉄さん公式HPより引用   (https://www.kintetsu.co.jp/senden/hinotori/)。